はじめに
ある資格試験に挑戦しようと決めたら、本屋に行って参考書や問題集を購入し、すぐに勉強を始めようとする人が多いと思います。
しかし、落ち着いて下さい。絶対に合格しようというのならば、まずは以下のことだけは最低限するようにしましょう。
そうでなければ、勉強の途中で頭の中が混乱してしまうおそれがあります。
1.資格を取得する目的の確認
これが最も重要です。何のためにその資格に挑戦するのかがはっきりしていないと、途中で勉強が嫌になったときに、スランプからなかなか脱出できません。目的がはっきりしていれば、「何のために勉強しているのだろう」という疑問が生じたときに、すぐにもう一度頑張る気になれると思います。お金を貯める場合に、「○○のために」という絶対的な目標がある方がたまりやすいのと同じです。「独立開業」「社内でのキャリアアップ」「就職・転職」など目的は人によって様々だと思いますが、これをはっきりとさせておくことが大切です。 大袈裟な話かもしれませんが、絶対に合格するために、「○○のため、絶対△△試験に合格する」と書いて、机の前に貼っておくのも一つの手です。
1.資格に関する情報の収集
現代の高度情報化社会の中でも、事前にほとんど情報収集を行わずに試験の勉強を始める人がいます。予備校の講座でも、何回か講義が進んだところで、「試験はいつあるのですか?」という質問をする人がいるようです。 試験に関する不安をなくすためにも、勉強を始める前に試験に関する情報を集めるようにしましょう。勉強開始後は勉強に打ち込むというのが基本です。最低限、以下の事項については、友人に聞かれても答えられるようにしておきましょう。
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●試験の実施時期
●願書提出や合格発表の時期
●試験科目と試験時間
●出題科目と解答方式
●試験の合格率と合格ライン
●受験資格など |
これらの情報は資格ガイドの他、参考書の記載事項、合格体験記、予備校のパンフ、インターネットなどで比較的簡単に調べることができます。
3.試験日までの学習計画をたてる
資格試験の勉強においては、勉強を開始する前にまずは合格体験記を書いてみて、それ通り実践するというのが一つの理想モデルです。そこで、どの時期までにどこまで何を進めるのか、まずは学習スケジュールを立てましょう。これにより、本試験までの勉強期間を有意義に過ごすことができます。「この時期は基礎知識の修得」「この時期は過去問の演習」など、一定期間ごとに目標を定めて、一つ一つクリアしていくようにしましょう。それが、結局のところ効率のよい学習につながるのです。
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